アナタの番組を「Spotify」から配信する方法(Spreaker)

たとえアナタが「Spotify」のヘヴィー・リスナーでなかったとしても「自分の配信している番組が、もし Spotify から流れてきたら‥‥」と想像すると、ちょっとワクワクしませんか?


【 Talk! Rec! Up! 】でも以前「もしかして iTunes Store に申請しただけで安心してない? 他にもあります窓口が(海外編)」という記事で、「Spotify に番組を申請する方法」を解説しましたが、どうやら Spotify への登録には何らかの基準が設けられているようで、申請したからと言って必ず登録されるとは限らないようです。筆者も自分の配信している番組を2つ申請しましたが、1つは受理されたものの、1つはスルーされてしまいました。

審査基準については明らかにされていませんが「ポッドキャスト配信にどのホスティング・サーヴィスを使っているか」も、分水嶺の1つになっている可能性があります。ちなみに筆者が申請した番組のうち、受理されたのはオーストラリアの Whooshkaa というホスティング・サーヴィスから配信していますが、スルーされた方は日本の Seesaa ブログを使っています。申請しても受理されるかどうかわからないので「ダメ元でどうぞ!」というのが、以前書いた記事の内容でしたが、ついに「Spotify 対応」を謳うホスティング・サーヴィスが登場しました。

Spreaker は「生配信とポッドキャスト配信の二刀流が可能!」というユニークなホスティング・サーヴィスですが、その Spreaker が昨日アップした「NEW! Publish to Spotify and Reach Thousands of New Podcast Listeners」というタイトルのブログ記事で「Spotify に対応した」と発表しました。

そこには「Spreaker にアップした音声を、たった1度のクリックで Spotify に送信できちゃうぞ!」と書かれています。ただ、これには「PRO(有料プラン)ユーザーである事」という条件が付いています。そりゃそうでしょう。タダでアレもコレも手に入れようったって、そうは問屋が卸しません。が、本気で Spotify を視野に入れているポッドキャスターには、かなり美味しい選択肢と言えるかも知れません。Spreaker の最も安い PRO プランなら「月々 $5.99」1年分を一括で支払えば「年間 $59」で済みます。

なお、Spreaker のブログによれば「実際に Spotify で聴けるようになるまでには2〜3週間ほどかかる」との事。
 
 
【 追記 】
2018年10月に「Spotify for Podcasters」というプラットフォームがスタートし、Spotify への番組登録と解析が格段に楽になりました。関連記事はコチラ▼

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「Spotify for Podcasters」でリスナーの実体を分析してみよう。
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